第6回 『形成外科とは?』
Posted at 08/08/23 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»
お盆もすぎて朝晩ずいぶん涼しくなってまいりましたが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?僕の方は、今年7月から開院しまして早2ヶ月弱となりました。最近はうちに来てくださった患者さんから聞いて来院して下さる方も増えてまいりまして、大変ありがたく思っております。誠心誠意治療していきますので今後ともよろしくお願い申し上げます。
ところで、嬉しいことにこのコラムを読んでご返事下さる方も増えてまいりまして、その中でたびたび質問されることがあります。それは、「形成外科ってどんな時に受診する科なんですか?」という内容です。この仕事を始めてずいぶん経つのですが、実は一言で説明することがとても難しいのです。たとえば整形外科なら骨と関節の治療とか、脳外科なら脳の治療とか説明しやすいのですが・・・。形成外科の医療としての守備範囲はとても広く、体の表面に関することはほとんど治療します。そこで、あえて一言でまとめますと、『体表面の変形または異常を、本来あるべき状態に可能な限り戻す科』となります。このあたり、形成外科についてすこしづつお話をしていきたいと思っております。日本形成外科学会のホームページ(http://www.jsprs.or.jp/)も参考にしていただけると嬉しいです(^_^)
僕は今は形成外科医として皮膚科診療を行っております。と言いますのも、皮膚悪性腫瘍を含む皮膚皮下腫瘍に対して診断から治療までを一貫して行うためには形成外科の技術なくしては行えないからです。なぜなら、腫瘍は皮膚の中のみならず、筋肉や神経、腱や骨にまで及んでいる場合もあるため、それらの組織の取り扱いにも習熟している必要があるためです。さらに、時代の要求に応えるためにはただ単に治すだけでなく美しく治す必要があります。これは、形成外科にしかできません。また、がん治療認定医であるのは、皮膚癌についてとにかく初期診断をしっかり行うことが大事だと考えているからです。
皆さん、なんでも気軽にご相談にいらして下さい。きっとお力になれると思います。